9.1 東大生の半数以上は単純暗記が苦手
更新日 2021年5月23日
東大生も単純暗記は苦手
東大合格者の約50名に話を聞く中で飽きるほどに聞いた言葉があります。
それは「俺/私は覚えるのは苦手なんだよね」という言葉です。
アンケートでも「単純暗記は得意?」と聞くと、他校の合格者に比べると東大京大の合格者は「暗記を得意な方だ」と思っている人は多いですが、それでも、半分以上の人は自己評価として「暗記は苦手な方」と思っているわけです。
東大生が出ているクイズ選手番組を見て、「東大生はみんなすごい暗記力を持っている」と誤解されている方も多いかもしれません。
ですが、半数以上の東大京大合格者は、暗記に苦労しているのです。
大事なのは覚えやすい形で覚えること
その上で、どうやって暗記してきたかを聞くと「覚えやすい覚え方で覚える」と口を揃えて言います。
暗記は超苦手だった。だからなるべく理由をつけて覚えるようにしたら覚えれるようになった。
できるだけ何か理由をつけて覚えるようにしていた。例えば歴史は大きな流れをつかんで『なぜその時代にその出来事が起こったか』を説明できるようにした。そうやって覚えると中々忘れない。
つまり暗記が得意な人は単に記憶力がある人ではなく、覚えやすい覚え方で覚えている人、ということです。
自分に合う暗記法をトライ&エラーで探す
この後のコラムで紹介する暗記法は、なるべく多くの人に当てはまる暗記法に絞りましたが、それでも個人差や好みがあります。
なので、とりあえず紹介した暗記法を試してみて、効果があると思ったものだけ採用してください。
アンケートによると、第一志望に合格した人はトライ&エラーで自分に合う勉強法を探す、という意識が高かったです
自分に合う『勉強のやり方』『暗記のやり方』を見つけることこそ最大のコツです。
どの勉強法が点数が伸びるか、トライ&エラーで自分に合う勉強法だけを残していくのが合格の秘訣だった
世の中で良いといわれる勉強法は一度試して、合わないのはやめ、合うと思ったものは徹底して取り入れた
ですから、とりあえず紹介する暗記法を試して、自分が気に入ったものだけを採用してください。
大事なのは自分が覚えられる暗記法を見つけることです。
本コラムのまとめ
- 東大生も単純暗記は苦手。暗記力がすごいのではなく、覚えやすい形で覚えているだけ。
- とりあえずオススメの暗記法を試してみて、自分に合うと思った暗記法だけを採用する。得意な暗記パターンを自分で見つけることこそ最大のコツ。